公務員大卒試験の経営学って必要??勉強した方がよい?

公務員大卒試験の経営学について解説します!
また、経営学の勉強方法や実際私が経営学をどのように勉強したのかなどについても書いています。
本ページを読むと以下のことがわかります!
■経営学の概要(出題数、難易度、重要度)、勉強の必要性
■経営学の勉強時間などの体験記
■経営学のおすすめの勉強方法
主に大卒向けに記載しております。
経営学の出題数と難易度と重要度を記載しております。
難易度については私の感覚的な比較であり、人によって差異があるかもしれませんので、参考程度でお願いします。
経営学の概要
経学説、経営組織、経営戦略論などのテーマが出題されます。
組織における作業効率や組織構図などを勉強します。
社会人で勤務経験がある方はOJTやISOなど馴染みのあるものも出てきます。
経営学の出題としては、
・学説の概念で正しいものはどれか?
・論者と学説の組み合わせで正しいものはどれか?
を選択するような問題があります。
経営学は暗記科目ですが、覚えにくいものや覚えるものが多いです。
経営学は出題されない試験(裁判所事務官一般職など)もあります。
また、出題がある場合でも他の科目との選択の場合もあるため、人によっては勉強する必要がないこともあります。
出題数
各試験における出題数は以下のようになっています。
試験 | 出題数 |
国家一般職 | 5問/40問 |
裁判所事務官 | 0問/40問 |
財務専門官 | 6問程度/40問 |
国税専門官 | 6問程度/40問 |
労働基準監督官 | 0問/40問 |
地方上級(市役所大卒) | 0-2問程度 |
国家一般職では専門科目は選択であり、他の科目を選択することもできます。
財務専門官や国税専門官の試験で多く出題されますが、これらの試験でも経営学は選択科目になります。
私の場合、財務専門官の志望順位が高かったことや、他の国家一般職の併願を希望していました。
そのため、他の試験種との兼ね合いを考えたときに、経営学を選択しました。
経営学は国税専門官や財務専門官の志望度が高くない、
■国税専門官や財務専門官の志望度が高くない
■国税専門官や財務専門官を志望するけど、選択科目で他の科目を選択する
■地方上級(市役所大卒)と国家一般職を併願し、選択科目で経営学以外の科目を選択すれば足りる
このように経営学の勉強が必要かどうかというのは、どの試験を受験するか、志望順位によっても異なってきます。
そのため、自分がどの試験を受験し、併願する場合には各試験の科目の出題数などを考慮する必要があります。
各試験の出題数やどのような試験が受験できるか把握することは大切です。
公務員試験は複雑です。
以下の受験ハンドブックは無料でもらえて、大変わかりやすいため、公務員試験の内容をまだ理解できていない方にはおすすめです。
公務員試験などについて非常にわかりやすくまとめてあります。
難易度
★★★★☆
暗記科目であり簡単かと思いきや覚えにくく、覚えるのに時間がかかってしまいます。
また、覚える量も多いです。
細かいところの暗記があいまいであったり(私の勉強不足もあるかもしれない)、勉強した範囲であってもより深い知識が必要な出題もあり難しく感じました。
重要度
私は経営学の重要度は、
★☆☆☆☆と考えます。
出題自体が試験によってはありません。
財務専門官や国税専門官を受験する方で経営学を選択する方が良いという方のみ重要度が少し上がると思います。
ですが、他の試験ではあまり出題されないため重要度は低いと思います。
また、暗記に時間がかかり難易度も少し高めのため、時間対効果が低いと思います。
経営学を選択する方でも勉強時間を費やし過ぎないように気を付ける必要があります。
経営学の体験談
公務員試験では経営学は重要科目ではなく、勉強が必要ない方もいると思います。
経営学は国家一般職や国税専門官・財務専門官で出題数が多いです。
しかし、これらの試験おいても経済学は選択科目であり、他の科目を選べば勉強する必要がありません。
経営学または行政学・政治学のどちらを選択するかになる場合があると思います。
私の場合、財務専門官志望および国家一般職と地方上級(市役所大卒)志望でした。
市役所大卒については私の受験先では経営学の出題はありませんでした。
これらの試験の兼ね合いで、私の場合は行政学と政治学を勉強するよりも経営学と財政学を勉強する方が良いとい考え、経営学を勉強しました。
国家一般職と財務専門官以外では出題数がないため、それほど勉強には注力していませんでした。
経営学は暗記科目なため、少ない時間でも何とかなるだろうと思っていましたが、中々暗記できず、また、覚える量が多く難しかったです。
勉強不足もありましたが、試験でそれほど解けませんでした。
たまたま財務専門官では勘などもあり、5問中満点でしたが実際には選択肢のいくつかはわかるけど、選択肢を絞りきれない問題が多く、他の憲法などに比べると難しい印象でした。
経営学は予備校の授業内容に含まれておらず独学でスーパー過去問ゼミのみを勉強していました。
スー過去の勉強方法については下記に記載しております。
この当時勉強方法をより効率的にする方法を模索しており、経営学で試みましたが失敗し、効率が悪くなったと思います。
他の科目と同様の勉強方法で、もう少し効率よく勉強できていれば得点率がもう少し良くなっていたかもしれません。
経営学の勉強時間
スー過去の勉強時間:39時間程度
合計勉強時間:39時間程度
経営学ではスー過去のみを勉強しました。
経営学では勉強のやり方を変えてみました。結果的にはとても効率が悪くなってしまいました。
勉強方法
①スー過去1周(正解できるまで復習) 約24時間
②スー過去2周目(⚡マークのみ) 約7時間
③スー過去3周目(頻出テーマの必修+基本と応用の⚡マーク) 約8時間
①スー過去1周(正解できるまで復習)
エビングハウスの忘却曲線を見て早いうちに復習することで定着率が良くなるというのを見ました。
いつも他の科目の勉強ではスー過去1周通して勉強しており、次に復習するのは2周目のときになっていました。
そこで、このエビングハウスの忘却曲線を利用して翌日に復習しながら勉強を進めるのが良いのでは??と考えました。
1日目:3テーマ勉強する
2日目:前日の3テーマ+1テーマ 前日のものは覚えたものにチェック
3日目:チェック入っていない過去のテーマ部分+前日の1テーマ+1テーマ 覚えていた場合にはチェック
これを繰り返しながら全テーマを1周しました。
チェックの入っていない部分+前日のテーマの復習だけで終わってしまうことも多くなりました。
前日と言えど覚えていないところが多く、覚えたところよりも覚えておらずまた復習する量が増えて、復習にかなり時間がかかりました。
1周終えるのにとても時間がかかってしまいました。
②スー過去2周目(必修+基本問題の稲妻マーク⚡マークのみ)
2周目は1周目でかなり時間がかかり失敗だということに気付きました。
2周目勉強するときに、あれだけ1周目で時間をかけて全て一応は覚えたにも関わらず、時間をかけすぎたがために、一度覚えた部分が忘れていってしまいました。
そのため、2周目は残り勉強期間が少なくなってきたこともあり、なるべく重要部分を素早く勉強するために、稲妻マーク⚡のみを解いていきました。
1周目と異なり、この勉強は1周の時間が短くて効率良くなったと思います。
③スー過去3周目(頻出テーマの必修+基本と応用の⚡マーク)
スー過去3周目で大分覚えれましたが、まだ少し覚えられていないところや細かい部分が覚えらえれていませんでした。
経営学は覚える量も多く、忘れてしまいやすかったです。
応用レベルに手を付けましたが、それよりも必修と基本を十分定着させた方が良かったなと思います。
経営学のおすすめ勉強方法
経営学を勉強するときに、私が勉強していて良かった点やこうすれば良かったと感じるところから、おすすめの勉強の順番や参考書の使い方について紹介しております。
経営学でのおすすめの参考書はスー過去です。
スー過去のみで試験の問題がしっかり勉強すれば十分ある程度点数が取れると思います。
経営学は過去問参考書も少ない印象があります。
その他の科目のおすすめはこちらの記事にまとめてあります。
おすすめの勉強方法
経営学は多くの試験で出題される、あるいは出題数が多いというわけではないため勉強の重要性は高くないと思います。
そのため、先に重要な科目を十分勉強してから経営学の勉強に取り掛かるのがおすすめです。
⓪勉強範囲を決める
⇩
①スー過去を繰り返し解く(3周程度)
②暗記および理解した選択肢にチェックを入れながら解く
③チェックの入っていない選択肢を解く、暗記したらチェック
⓪勉強範囲を決める
経営学はそれほど重要な科目ではないと思いますので、全ての範囲を勉強しなくても良いのではないかと思います。
財務専門官や国税専門官が第一志望で他の試験よりも優先して合格したいというわけでなければ、勉強範囲を絞るというのも一つの手ではないかと思います。
頻出テーマのみの勉強、またはスー過去の場合各テーマの重要問題に稲妻⚡マークが付いておりますので、そこだけを勉強するなどです。
私の場合はスー過去の1,2周目は基本+必修問題を勉強しておりましたが、試験までの時間がなくなり、他の科目も十分に勉強できているわけではなかったため、途中から稲妻⚡マークのみ勉強しました。
十分に勉強時間があれば全部の範囲を勉強しても良いと思います。
①スー過去を3周程度繰り返す
始めからスー過去で勉強するのが良いと思います。基本的には暗記の部分が多いためです。
スー過去で勉強するときに、項目ごとに見開きで説明箇所と内容があると思います。
そこを読んでも何のことかわからないかもしれませんが、理解できなくても深く考えず、問題の方に進むのが良いと思います。
問題では始めは各選択肢を問題→解説をそれぞれ読んで理解していくのが大切だと思います。どこがどう間違っているのかなど理解および暗記していくのが良いと思います。
経営学の応用レベルと難問レベルは重要科目ではないため、しなくても良いのではないかと思います。より重要な他の科目の勉強時間に充てるのがおすすめです。
時間に大変余裕があった場合に勉強すると良いと思います。
②暗記および理解した選択肢にチェックを入れながら解く
3周すれば暗記できて理解できている部分もあると思うので、選択肢を見てその選択肢が正解か、どこが誤っているかを解説できるくらい理解できているものはチェックを入れながら解きます。
選択肢ごとにチェックをいれるのがおすすめです。
③チェックの入っていない選択肢を解く、暗記したらチェック
上記のチェックの入っていない、理解できていない、不安なところを繰り返し勉強していくことで、効率的に1周を早く勉強することができます。
最短合格のススメ
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。
また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。