国家一般職や財務専門官などの国家公務員試験では、最終合格後に官庁訪問があります。
官庁訪問の採用試験を受けて採用になりますが、そのときに有利になる囲い込みは存在するのかということについて書いています。
実際に囲い込みのあった方の体験談についても書いています。
囲い込みとは??
囲い込みとは、説明会などで、欲しい人材だと思われたときに、官庁側からお話や個別面談などの機会を頂き、採用試験のときに採用が有利に働くことです。
官庁が囲い込みをするのは、他の官庁や市役所などに行かずに、うちに来てほしいという人材確保で行われていると思います。
囲い込みは全ての官庁で行われているかはわかりませんし、公表されている事項ではないため、一部の官庁のみかもしれません。
囲い込みされるのはいつ??
ネットや友人の話によると、国家一般職の場合、囲い込みは1次試験合格者説明会での個別官庁説明会のときに、有力な人材だと判断された場合に官庁側から電話がくるようです。
1次試験前にも説明会は行われますが、試験前においての囲い込みについての話は聞かないので、筆記試験合格するまでは、「ない」のではないかと思っています。
国税専門官や財務専門官で囲い込みされた知人を知らないのですが、説明会や職場訪問(財務専門官の個別官庁説明会のようなもの)でされている方はいるのではないかと思います。(私の推測で実際は不明)
囲い込みしてもらった友人の話
友人は国家一般職の合格者説明会に行った後、個別官庁説明会の予約をして説明会を受けた後に、1週間程度のときに官庁から電話がかかり、話がしたいということで日程調整をしたそうです。
官庁に行き、まず、人事の方とお話をして、その後、課長クラスの方二人とお話をしたそうです。
1:2でお話をして、そのときには、説明会でもらっていない資料なども頂けたそうです。主に、自分が官庁側に質問したいことなどを尋ねられたそうです。また、他の志望先についても尋ねられたそうです。
チラッと見た名簿には2,3人にマーカー線が引いてあり、目星を付けている受験生なのかなと思ったそうです。
1回目の話の後、数日後に電話がかかり、もう一度お話させていただいたそうです。1回目と同じような感じだったそうです。
囲い込みされないと採用されないのか??
囲い込みで目星を付けてもらった場合には、他の受験生よりも一歩有利に進めることができるのは確かだと思います。
しかし、囲い込みされたからといって採用されるかはわかりませんし、2次試験の面接試験は人事院によって行われるため、囲い込みされても最終合格されていなければ採用面接を受験することができません。
また、囲い込みしてもらった方がその官庁に行くかどうかわかりません。市役所志望の方も多いので市役所を選ぶかもしれません。
そのため、囲い込みされていない場合でもチャンスは十分あると思います。また、官庁によっては囲い込みをしないところもあるかもしれません。受験先の官庁が囲い込みを行っているかもわかりません。
また、採用試験でしっかりアピールできれば、囲い込みされていなくても採用されることは大いにあると思います。
実際、私の別の知人は囲い込みをしてもらえていませんでしたが、倍率の高い官庁に採用されていました。
囲い込みについて考えすぎない
希望官庁からの電話が来なくて、囲い込みについて気になる方もいると思いますが、あまり気にし過ぎないで良いと思います。
他に受験などがあれば、そちらに集中したり、これからの官庁訪問の準備などに励むのが良いと思います。
囲い込みについては、考え過ぎないように、囲い込みされていたらラッキー程度で、普通はされないと思っておくと良いかもしれません。
そのため、まだ面接試験が残っている方は面接対策をしっかりしましょう。
次の筆記試験がある方は最後まであきらめず勉強しましょう。
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。
おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。
また、私の場合は筆記試験には合格しましたが、面接試験で不合格になりました。
そのときに、あらかじめ落ちたときにどう行動するかについて、考えておいて非常に良かったと感じてます。
民間にするか、もう一度来年受験するかを前もって決めておくことがおすすめです。
その時にこちらの記事を参考いただけますと幸いです。
まとめ
囲い込みは国家公務員試験の官庁採用において存在すると思われる。
しかし、全部の官庁で行われているかはわかりません。囲い込みは採用試験で有利に進めることが出来るが、最終合格発表などがあるため、採用されるかはわからない。
囲い込みについてはされたらラッキー、普通はもらえない程度で考えて今やるべきことをやるのが良いと思います。
落ちたときにどうするか(民間にするか、もう一度来年受験するかなど)を前もって決めておくことがおすすめ。