国家一般職の面接から2次試験合格までの流れと倍率!


国家一般職の1次試験受験後から2次試験の面接試験までの流れや倍率を書いています。

国家一般職試験では、面接試験の前に合格者の説明会や、最終合格後には官庁訪問などもあり、その予約の電話も必要になります。

国家一般職は地方上級の市役所などの試験よりも少しややこしいと感じる方もいると思います。

他の国家公務員専門職(国税専門官や財務専門官)や地方上級(市役所大卒)などの試験とも並行して準備をする必要があるため、しっかり流れを熟知しておくのがおすすめです。

1次試験受験後から最終合格までの流れ

2次試験の面接時に住民票記載事項証明書の提出が必要です。

住民票記載事項証明書は1次試験受験のときに頂ける受験心得についています。

受験心得は1次試験が終わってすぐに捨てないように忘れないところに保管しておきましょう。

国家一般職の流れは国家公務員専門職(国税専門官や財務専門官)と似ています。

①1次試験受験後から解答発表

  ⇩

②1次試験合格者発表

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③合格通知書が届く

  ⇩*住民票記載事項証明書の証明,卒業証明書又は卒業見込証明書

④合格者説明会

  ⇩*面接カードおよび志望カードの準備

⑤2次試験人物試験受験

  ⇩

⑥官庁訪問電話予約

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⑦最終合格発表



①1次試験受験後から解答発表

2017年度の場合、1次試験受験後の次の日に公式の解答が公開されました。

自己採点をして、例年のボーダーと比較して合格可能性を見ておき、合格してると思った場合には早めに2次試験の準備を始めるのが良いと思います。

②1次試験合格者発表

2017年度では、1次試験の合格発表は7月12日9:00に発表でした。

*住民票記載事項証明書の証明

合格発表で合格していた場合、早めに住民票記載事項証明書の証明を市役所で手続きしてもらいましょう。

記憶が曖昧ですが、名前と住所などの記入と印鑑を押した証明書に判を押してもらったと思います。

書き方などの修正があるかもしれませんので、印鑑も持っていくと手間が少なくすみます。ちなみに私は誤記入をしており、修正して頂きました。

*卒業証明書又は卒業見込証明書の発行について

該当の方は卒業証明書が必要になります。おそらく大学生の方は卒業見込証明書が必要になります。

私は受験年度で24歳でしたが、卒業証明書は必要ありませんでした。24歳以上の方はおそらく必要ありません。一応ご確認ください。

③合格通知書が届く

合格発表の日にすぐに速達で合格通知書が届きました。

裁判所事務官や財務専門官は封筒で届きましたが、国家一般職の場合は、合格通知書はハガキ一枚だけ送られてきました。

合格通知書には、面接試験の日時や会場、注意事項が書かれていました。

④合格者説明会

合格発表からわりと早く合格者対象の業務説明会がありました。

私の区分では2,3日後に業務説明会がありました。

この合格説明会については合格通知書や受験心得に記入されていなかったと思います。

そのため、自分で日時などについては見ておく必要があります。

自分の区分の国家公務員一般職の人事院ホームページなどを確認しておくのがおすすめです。

業務説明会は会場に各官庁のブースがあり、自分の興味のあるブースに行って説明を受けました。

また、翌日や数日後にある官庁の個別説明会の予約ができる官庁もありました。

希望官庁への採用試験のためにも、とても重要な説明会なので、忘れずに行くことをおすすめします。

業務説明会についてはこちらからご覧ください。


*面接カードと志望カードの準備

面接カードと志望カードは第2次試験日に持参する必要がありました。

提出は2次試験のときなので、裁判所事務官のように面接前の事前の提出は必要ありませんでした。

そのため、2次試験までにしっかり準備しておきましょう。

面接カードは人事院ホームページの国家公務員採用試験インターネット申込みページから、国家一般職の面接カードをコピーして、ボールペンで記入しました。

1回で清書が上手くいかないこともありますので、余分に何枚か印刷しておくのが良かったです。

完成したものは、コピーを2部とり、原本と併せて3部を提出しなければなりませんでした。自分が持っておくように、余分にコピーをしておくと良いと思います。

志望カードについてもコピーしてボールペンで記入して完成させました。

コピーの提出は書かれていませんでしたが、念のためのコピーという意味と自分用に持っておくためにコピーをしておくのが良いと思います。

面接カードの記入は裁判所事務官などと比べると、記入欄や項目も少ないですが、志望動機などしっかり考えて準備する必要があると思います。

面接カードと志望カードの作成についての志望動機の準備などの体験談についてはこちらから見ることができます。



⑤2次試験人物試験受験

志望カード、面接カード、卒業証明書又は卒業見込証明書、住民票記載事項証明書、合格通知書、身分証明書、筆記用具の忘れ物がないかを確認して、試験会場に行きましょう。

受験会場では、面接までの流れについての説明などがあり、すぐに面接試験が順番に始まりました。実際の面接の流れや質問の体験談についてはこちらをご覧ください。

⑥官庁訪問の電話予約

国家一般職の2次試験を終えた後、官庁訪問の電話予約の受付開始日時に希望官庁の電話予約をしました。

官庁訪問開始から早い日程ほど志望順位も高いと見られるため、希望官庁については初日がベストだと思います。

電話予約の時間ちょうどにかけるのが良いと思います。人気官庁の場合には混み合っており、中々繋がらないこともありました。

官庁によっては電話ではなく、メールで予約の場合もあるので、希望官庁については1次試験合格後ホームページなどを定期的にチェックしておくのが良いと思います。

官庁訪問については戦略も大切だと思います。

電話予約の前にどの官庁にどの日程で入れ、スケジュールを組むかを考えておくのがおすすめです。

また、2次試験のときにもらえる今後の流れの資料などは熟読して理解しておきましょう。

最終合格前に電話予約が必要なため、合格しているかどうかわからないため、2次試験で私のように不合格の場合でも電話予約をしなければなりません。

2017年度の場合、官庁訪問の電話予約は8月8日(火)14時からでした。官庁訪問については8月24日(木)9:00からでした。

⑨最終合格発表

最終合格発表は2017年度の場合、8月23日でした。2次試験から合格発表まで時間がありました。

最終合格後には電話予約した日程で官庁訪問の採用面接を受けて、採用面接に合格すると内定になります。

国家一般職の2次試験の倍率

2次試験申込者数および最終合格者と倍率(2017年度)

北海道   第1次試験合格者数524→最終合格者数375:倍率1.40

東北     第1次試験合格者数620→最終合格者数406:倍率1.53

関東甲信越 第1次試験合格者数2608→最終合格者数1724:倍率1.51

東海北陸  第1次試験合格者数1036→最終合格者数691:倍率1.50

近畿    第1次試験合格者数965→最終合格者数664:倍率1.45

中国    第1次試験合格者数549→最終合格者数432:倍率1.27

四国     第1次試験合格者数303→最終合格者数199:倍率1.52

九州     第1次試験合格者数732→最終合格者数504:倍率1.45

沖縄     第1次試験合格者数187→最終合格者数128:倍率1.46

合計     第1次試験合格者数7524→最終合格者数5123:倍率1.47

2017年度の場合、合計からみても大体1.5人に1人は最終合格することがわかります。高くても1.53であまり区分による差も少ないです。

1次試験を合格すれば、最終合格しやすいことがわかります。

そのため、1次試験の筆記試験の結果が1次試験合格最低点のボーダーではなく、論文の足切りの可能性もなければ、最終合格できる可能性は高いと思います。

私の場合ボーダーギリギリで不合格になりましたが、同じくボーダーギリギリの知人は合格していたため、ボーダーギリギリでも合格できる可能性は十分あると思います。

各官庁の採用人数よりも最終合格者数の方が多いため、最終合格しても内定をもらえないかもしれないと思う方もいると思います。

ですが、地方上級の市役所などに採用され、辞退者がいるため最終合格者数を多めに取っており、最終合格して官庁を選ばなければほとんどの方が内定を得られると聞いたことがあります。

国家一般職試験の受験体験

私が一次試験合格後に、二次試験に向けて面接カードを作成した時の話や面接対策をどのように行ったかについてはこちらに書いてます。

国家一般職2次試験の面接カードの志望動機や面接対策準備の体験記!

また、二次試験の面接や論文試験では不合格になりましたが、そのときの体験談についてこちらに書いてます。

私は公務員試験に落ちて不合格になりました。

そのときに、あらかじめ落ちたときにどう行動するかについて、考えておいて非常に良かったと感じてます。

民間にするか、もう一度来年受験するかを前もって決めておくことがおすすめです。

その時にこちらの記事を参考いただけますと幸いです。



最短合格のススメ

公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。



また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。

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