民法の勉強難しくないですか??
私は公務員試験の勉強で一番難しかったかもしれません。
民法のスー過去で勉強しても理解できなさすぎて、困りました。
下記ではスー過去で苦戦している方におすすめの勉強方法や体験談、民法の重要度などについて解説しています。
このページで分かること!
■公務員大卒試験の民法概要(出題数、難易度、重要度)
・私の勉強時間や勉強方法の体験談
・民法Ⅰ, Ⅱのおすすめ勉強方法
民法Ⅰ,Ⅱの出題数と難易度と重要度を記載しております。
難易度については私の感覚的な比較であり、人によって差異があるかもしれませんので、参考程度でお願いします。
民法について
民法は法律の中でも私たちの身の回りで身近な法律だと思います。
例えば、不動産などの物権変動であったり、未成年の代理や、相続についてなどなどがあります。
ただし、パターンや条件などによって、法律の適用がされたり、されなかったりと異なってきます。
また、身近な法律ではありますが、言葉が難しくて文章を読んでも意味が理解できない場合があります。
スーパー過去問ゼミ(スー過去)は過去問を用いて問題演習やしっかりした解説によって学習することができますが、解説だけでは理解できない部分もあります。
過去問と同じ問題であれば、スー過去などの過去問の出題パターンを覚えればよいと思いますが、出題パターンが変えられていたり、少し応用レベルの問題だった場合には、しっかり基礎を理解していないと解くのは難しいのではないかと思います。
民法は民法Ⅰ,Ⅱと分かれています。
参考書や過去問についてもそれぞれ本がわかれています。
試験ではそれぞれが1科目分として扱われ出題されるため、合計2科目分の出題数があります。
民法は難しい科目で、重要度も高い科目だと思いますのでしっかり勉強するのがおすすめです。
ちなみに公務員試験の勉強で1,2を争うくらい勉強して役に立つ科目かもしれません。
宅建と重複するところもあり、宅建が取得しやくなります。
試験内容や試験科目の理解は勉強効率化の上で重要です。
ですが、ネットなどを見ても理解が難しいです。
公務員試験の概要理解には「クレアール」の無料資料請求でもらえる「公務員試験入門ハンドブック」がおすすめです。
公務員試験の受験できる種類、各科目の出題数や勉強の仕方、合格者の体験談などについて非常にわかりやすくまとめてあります。
民法のⅠ,Ⅱ出題数
各試験における出題数は以下のようになっています。
試験 | 出題数 |
国家一般職 | 10問/40問 |
裁判所事務官 | 13問/40問 |
財務専門官 | 6問程度/40問 |
国税専門官 | 6問程度/40問 |
労働基準監督官 | 5問/40問 |
地方上級(市役所大卒) | 4問程度/45問程度 |
民法Ⅰ,Ⅱを合わせた出題数です。
地方上級(市役所大卒)は受験先の自治体によって異なります。
民法の難易度
★★★★☆
民法の難易度は他の科目よりも難しい方なのではないかと思います。
一見、私は始め暗記でいける科目だと思っていましたが、色々なパターンを覚える必要があり、理解していないと言い回しを変えられたりしたときに間違えることが多かったです。
民法は暗記では対応するのが難しい場合がある、理解するのに時間がかかる、言葉の意味を知る必要があるため、憲法などに比べて難しいのではないかと思います。
民法の重要度
私が思う民法の重要度は以下です。
★★★★★
民法Ⅰ,Ⅱをそれぞれの出題数は憲法などと同じ程度あり、とても重要な科目だと思います。
また、民法Ⅰ,Ⅱを合わせた出題数はとても多いです。
民法Ⅰ,Ⅱは二科目分のボリュームがあるため、民法にあてる勉強時間は多くとる必要があります。
理解にも時間がかかるため、時間をかける必要があると思います。
民法Ⅰ, Ⅱの体験談
私の場合、憲法をスー過去で勉強した後に民法Ⅰの勉強を始めました。
憲法はスー過去での勉強である程度意味が理解でき、また模試でも問題が解けたので民法についても同様にスー過去で勉強していれば良いだろうと思っていました。
しかし、民法の場合はスー過去の問題と解説を読んでも頭に入ってきませんでした。そもそも専門用語の意味がわかりませんでした。
ですが、憲法のことがありパターンを覚えれば意味はわからなくても点数は取れるだろうと思っていました。
しかし、模試や過去問で少し出題を変えられると難しそうだ、意味がわからないため、なかなか頭に入らずに定着しないということがありました。
そこで他に良い本を探していると、まるごと生中継が評判が良く本を見たときにイラストや用語がわかりやすく解説されており、とても良さそうだと思い購入しました。
まるごと生中継はとても良く、スーパー過去で分からなかった部分が理解できました。
まるごと生中継は1周読んで理解し、後はスー過去で演習することにしました。
しかし、スー過去を演習した後にまるごと生中継の内容で忘れている部分も多く、なぜこのときにこうなるのかという、理論的部分が忘れていました。
ですが、試験までの時間もなく結局民法の理解ができていないまま解答パターンを覚えたような結果となりました。
また、その記憶も欠落している部分は多くありました。
当然試験ではあまりできが良いとは言えませんでしたが、下記の勉強でなんとか5-7割り程度は取れるくらいにはなりました。
民法はなかなか難しく敬遠しがちになってしまいましたが、もっとじっくり時間をかけて勉強できていれば良かったなと思います。
民法の勉強時間を上げられていればもう少し試験での点数も上げられていただろうと思います。
公務員試験の勉強科目では反省の多い科目になりました。
まる生を1周→スー過去を交互に勉強したかったなと思います。
まるごと生中継1周しただけではどうしても忘れてしまい定着できませんでした。
また、スー過去も5周では少し足りませんでした。7周程度できていれば良かったです。
勉強時間が少なすぎて、民法に充てる時間が十分になかったのが一番の反省です。
もう少し勉強時間が多ければ、一番点数が伸びていたかもしれないなと思います。
民法Ⅰの勉強時間
予備校の授業時間:2時間程度
まるごと生中継の時間:7.5時間程度
スー過去の勉強時間:47.5時間程度
民法Ⅰの合計勉強時間:57時間程度
民法Ⅰは予備校の授業がどんな感じか受講してみました。
民法の講師の方はイラストを書いて説明してくれていたため、とてもわかりやすかったのですが、授業には結局出席せず、民法Ⅰはほとんど独学の勉強になりました。
民法Ⅱの勉強時間
まるごと生中継の時間:9時間程度
スー過去の勉強時間:40時間程度
合計勉強時間:49時間程度
民法Ⅱは独学で勉強しました。民法Ⅰよりもやや勉強時間が少なかったです。
民法Ⅰ,Ⅱの勉強方法
①スー過去1周目(応用、難問以外)
②まる生を1周読む
③スー過去3周目を解く(応用、難問以外)
④スー過去4周目を解く(⚡マークのみ)
⑤スー過去5周目を解く(頻出テーマの必修と基本問題)
民法Ⅱの勉強では②と①の順番が逆で勉強しました。
①スー過去1周目(応用、難問以外)
民法Ⅰの1周目は17時間程度かかりました。
応用と難問を勉強しなくても、全く理解できず、これだけ時間がかかってしまいました。
憲法と異なり、言葉がとても難しく理解できないままなんとなくの理解で読み進めました。
民法Ⅱでは先に実況まるごと生中継で理解していたため、スー過去で学習しやすかったです。
②まる生を1周読む
まる生を1周読みました。
スー過去1周目で言葉やどういうものかわからなかったところがわかりました。
理屈が大切だなと感じました。
③スー過去3周目を解く
1周目と同様にして解いていきました。
まる生を読んだことで、1周目にわからないところが大分わかるようになりました。
④スー過去4周目を解く(⚡マークのみ)
時間がないこともあり、⚡マークのみを勉強しました。
時間がないときには重要な部分を重点的に広く勉強できるので良かったなと思いました。
⑤スー過去5周目を解く(頻出テーマの必修と基本問題)
3周目と同様に勉強しました。
ある程度はパターンがわかるようになり解けるようになりましたが、まだ十分ではありませんでした。
細かいところがどうだったか忘れていたり、まるごと生中継での内容で理解した部分が忘れていました。
まるごと生中継をもう1周とスー過去をもう1周はできていれば良かったです。
民法のおすすめ過去問参考書と勉強方法
民法Ⅰ,Ⅱでは「民法まるごと講義生中継」および「スーパー過去問ゼミ」がおすすめです。
まるごと生中継は図やイラストでどういう意味でどういう目的で適用されるのかなどがわかりやすく記されています。
また、難しい言葉についてもわかりやすい言葉でイメージしやすく解説されております。
まるごと生中継は独学で勉強する方にとってはとてもおすすめです。
スー過去では理解できない部分が多くありましたが、この本を読むことで理解できました。とても理解しやすく良い参考書だと思いました。
スー過去は過去問参考書で良問かつ網羅性なども優れており、問題演習にとてもおすすめです。
スー過去で理解できなくて暗記になったとしても同じようも試験で出題されるため、暗記だけでもある程度点数が取れるのではないかと思います。
おすすめの勉強方法
①まるごと生中継を1読する
②スー過去を1周する(必修+基本問題)
③まるごと生中継を1読する
④スー過去を2周する(必修+基本問題)
⑤正解したところにチェック1周
⑥チェック部分のみを勉強
⑦全選択肢チャックするまで繰り返す
⑧最後に1周復習する
①まるごと生中継を1読する
民法はいきなりスー過去だと難しく、言葉が難しく理解するのが難しいと思います。
また、理解していた方がイメージしやすく頭に定着しやすいのではないかと思います。
そのため、まずは民法の内容を理解するためにまるごと生中継を1読するのがおすすめです。
②スー過去を1周する(必修+基本問題)
まるごと生中継を1読だけでは理解できていない部分や忘れてしまっている部分もあると思います。
ですが、スー過去1周するのがおすすめです。
まるごと生中継で勉強したのがどのように問題で出題されるのか、どのような言い回しで出題されるか、誤りの選択肢についてはどういうところ部分が不正解なのかを学んでいくのがおすすめです。
各問の各選択肢を読む→解答をすぐ読むのを繰り返し1周するのがおすすめです。
③まるごと生中継を1読する
まる生1読だけでは忘れるところや、まだ理解できていないところの理解を深めると良いと思います。
私の場合はまるごと生中継を1読しかせず、忘れた部分も多くあまり見に付きませんでした。
スー過去を繰り返し勉強しましたが、民法は得点率が良くはなく苦手な科目でした。
まるごと生中継でしっかり理解して定着するくらい勉強した方が良かったと今では思います。
そのため、2周はまるごと生中継を勉強するのがおすすめです。
④スー過去を2周する(必修+基本問題)
各問の各選択肢を読む→解答をすぐ読むのを繰り返し2周するのがおすすめです。
スー過去の問題を理解し定着するくらい勉強するのが良いと思います。
⑤正解したところにチェック1周
3周すれば暗記できて理解できている部分もあると思うので、選択肢を見てその選択肢が正解か、どこが誤っているかを解説できるくらい理解できているものはチェックを入れながら解きます。
選択肢ごとにチェックをいれるのがおすすめです。
⑥チェック部分のみを勉強
チェック部分のみを1周、2周と重点的に勉強し、同様に解答を見ずに解説できるくらい解答を理解していればチェックを入れるのが良いと思います。
⑦全選択肢チャックするまで繰り返す
チェックを全部つけれるまで、定着していない部分を繰り返し勉強し定着させていくのがおすすめです。
⑧総合演習
過去問500などで他の科目と一緒に総合演習するのがおすすめです。
時間があれば再び、忘れてしまっている部分などを中心にまるごと生中継とスー過去を勉強しなおすのがおすすめです。
応用部分について
民法は重要科目であり、出題数も多いため時間があればスー過去の応用問題も勉強すると良いと思います。
応用問題を勉強する場合、少し解く量をしぼり、知識も定着してきた⑥のところで応用問題に手を付け始めるといいかなと思います。
私の場合は、時間がなくてほとんど応用問題まで手が回らず、勉強できませんでした。時間があれば応用レベルも勉強できていたら良かったなと思います。
最短合格のススメ
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。
また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。