裁判所事務官一般職の受験後から2次試験の面接試験までの流れを書いています。
裁判所事務官一般職試験では、1次試験合格発表後に面接カードなどの提出があるため、流れを知って早めに準備しておくのが良いのではないかと思います。
私が受験したのが2017年度であり、変更点がある可能性があります。
また、受験地区によっても少し異なる部分があるかもしれません。
なるべく受験年度の情報を確認し変更点があれば追記するようにしますが、裁判所事務官一般職試験ホームページや受験案内などの確認をお願いいたします。
1次試験受験後の流れ(2017年度の場合)
①1次試験受験後から解答発表
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②1次試験合格者発表
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③合格通知書が届く
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④書類の提出
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⑤2次試験人物試験受験
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⑥最終合格者発表
①1次試験受験後から解答発表
1次試験の受験後に、コムジョーなどで解答速報が掲載されました。正式な解答は約10日後に裁判所ウェブサイトの採用試験のページに掲載されました。
自己採点をして自分が合格の可能性があるかどうかを早めに知っておくのが良いと思いました。
理由は、合格発表後では提出書類や面接試験までの準備まで時間が少ないためです。合格の可能性のある場合は早いうちから面接試験の準備をしておくのが良いと思います。
特に面接カードの志望動機などは早めに考えておくのが良いと思います。
私の裁判所事務官一般職の面接カードや面接対策の体験談についてはこちらから見れます。
▶裁判所事務官一般職2次試験!面接カード準備および面接対策の体験談!
②1次試験合格者発表
2017年度の場合、1次試験が5月14日にあり、1次試験合格発表は、6月1日にありました。約2週間後に発表されました。
③合格通知書が届く
合格発表後、合格者には速達で合格通知書が届きました。2017年度の場合は6月3日までには届きました。合格発表後は郵便物のチェックをしておく必要があります。
合格通知書には、試験日時、提出書類、2次試験で必要なもの、その他注意事項が書かれていました。
④書類の提出
提出書類を期限までに必着で郵送が必要です。2017年度の場合、期限は6月8日までとなっており、1週間程度しかありませんでした。
提出書類は、面接カードおよび勤務希望地等調査票がありました。手書きで記入したものを、封筒に入れ、面接カード等在中と朱書きして、簡易書留で郵送します。
記入はボールペンで行い、ミスのないようにしましょう。
また、2次試験での面接ではそれらを元に試験が実施されるため、面接カードと勤務希望調査票はコピーしておくのが良いと思います。
⑤2次試験人物試験受験
2次試験の人物試験では日時が人によって違いました。私が通っている予備校では早い方は6月15日頃でした。私の場合は遅く7月上旬でした。
人物試験では必要な持参するものをしっかり確認しておきましょう。
通知書、面接カード等のコピー、簡易書留の受領証、筆記用具などが必要になります。
人物試験は人によっては準備期間が短く、また、他の1次試験の勉強中に準備が必要になることもあるので、面接対策は早めに準備しておくのが良いと思います。
裁判所事務官一般職の面接試験の体験談についてはこちらに記載しております。
▶裁判所事務官一般職2次試験!面接試験の質問内容および不合格体験談!
⑥最終合格者発表
最終合格者の発表は2017年度の場合8月4日でした。1ヶ月以上期間が空いてからの発表になります。
しかし、最終合格したから採用というわけではありません。国家公務員試験と同様に採用漏れすることもあるそうです。
ただし、最終合格の順位にもよりますが、希望勤務地をどこでも可にしておけば漏れることは少ないそうです。
2次試験の科目
2次試験の科目は以下があります。
2次試験の科目は以下3科目ですが、2次試験で新たに受験するのは面接試験だけで、論文試験および専門記述式試験は1次試験受験時に受験します。
①論文試験
②専門試験記述式
③人物試験
2次試験申込者数および最終合格者と倍率
倍率については2次試験有効受験者数から最終合格の倍率になります。
平成28年度2次試験申込者数および最終合格者と倍率
東京高等裁判所:有効受験者数982,最終合格者数280⇒倍率3.5
大阪高等裁判所:有効受験者数510,最終合格者数134⇒倍率3.8
名古屋高等裁判所:有効受験者数246,最終合格者数83⇒倍率3.0
広島高等裁判所:有効受験者数124,最終合格者数40⇒倍率3.1
福岡高等裁判所:有効受験者数170,最終合格者数70⇒倍率2.4
仙台高等裁判所:有効受験者数193,最終合格者数81⇒倍率2.4
札幌高等裁判所:有効受験者数126,最終合格者数40⇒倍率3.2
高松高等裁判所:有効受験者数89,最終合格者数37⇒倍率2.4
平成29年度2次試験申込者数および最終合格者と倍率
東京高等裁判所:有効受験者数1127,最終合格者数350⇒倍率3.2
大阪高等裁判所:有効受験者数354,最終合格者数135⇒倍率2.6
名古屋高等裁判所:有効受験者数306,最終合格者数115⇒倍率2.7
広島高等裁判所:有効受験者数268,最終合格者数104⇒倍率2.6
福岡高等裁判所:有効受験者数225,最終合格者数85⇒倍率2.6
仙台高等裁判所:有効受験者数221,最終合格者数81⇒倍率2.7
札幌高等裁判所:有効受験者数108,最終合格者数41⇒倍率2.6
高松高等裁判所:有効受験者数105,最終合格者数50⇒倍率2.1
平成29年の方が全体的に倍率は低くなっている気がします。受験年度によって少しバラツキがあるのかもしれませんが、大体倍率は3程度付近になりそうです。
裁判所事務官一般職の面接試験対策におすすめの本!
裁判所事務官一般職の合格発表から面接カード等の提出は時間がありません。また、面接試験まではあまり時間がないこともあります。
面接カードの志望動機作成には色々なことをじっくり調べる方も多いと思います。
時間がかかるため、志望動機などはあらかじめ準備しておくのが良いと思います。
志望動機を書くときに、裁判所事務官一般職の仕事は馴染みがある方は少ないと思います。
裁判所事務官一般職がどんな仕事なのか、キャリアアップや働き方などについて「裁判所事務官裁判所書記官の仕事がわかる本」に記載されているためおすすめです!
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裁判所事務官一般職の受験体験
私が一次試験合格後に、二次試験に向けて面接カードを作成した時の話や面接対策をどのように行ったかについてはこちらに書いてます。
▶裁判所事務官一般職2次試験!面接カード準備および面接対策の体験談!
また、二次試験の面接や論文試験では不合格になりましたが、そのときの体験談についてこちらに書いてます。
▶裁判所事務官一般職2次試験!面接試験の質問内容および不合格体験談!
私は公務員試験に落ちて不合格になりました。
そのときに、あらかじめ落ちたときにどう行動するかについて、考えておいて非常に良かったと感じてます。
民間にするか、もう一度来年受験するかを前もって決めておくことがおすすめです。
その時にこちらの記事を参考いただけますと幸いです。
最短合格のススメ
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。
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