裁判所事務官一般職(大卒)試験の1次試験!合格体験記と受験の感想!

1次試験体験談


私は2017年5月14日(日)に行われた裁判所事務官一般職(大卒)採用試験を受験しました。

このページでは裁判所事務官一般職(大卒)試験の一次試験の実際の体験記と、受験前から合格発表までの体験記を書いています。

裁判所事務官一般職(大卒)の一次試験の合格体験記

私は裁判所事務官の試験についてあまり詳しくは知りませんでした。

裁判所事務官という仕事がどんな仕事かも全くわかりませんでした。

裁判所ということは法律関係の仕事で、法廷で何かする仕事なのだろうなという漠然としたイメージのみでした。

裁判所事務官の試験日程は国家総合職や国家公務員一般職とは被っておらず、また、その間にある試験であるため受験しやすい日程なので受験してみることにしました。

また、試験科目も地方上級と国家一般職の受験科目であれば同じなため受験しやすかったです。

裁判所事務官一般職の試験日は警察官(大卒)と日程が被っていました。

裁判所事務官一般職と警察官のどちらが合格したときに就職したいかを考えたときに裁判所事務官の方が良さそうだと思い裁判所事務官一般職の試験を受験しました。

国家総合職の試験後から裁判所事務官一般職の試験までの期間は1ヶ月ありませんでした。

その期間は裁判所事務官の試験における出題数が多い科目を重点的に勉強しました。

裁判所事務官一般職の教養科目については他の公務員試験の教養科目と同様に数的処理・判断推理、文章理解、時事が出題数が多いため、それらを中心に勉強しました。

専門科目においては他の公務員試験と各科目の出題数が異なりました。裁判所事務官一般職の専門科目の出題数は他の試験と異なり、行政法が出題されず憲法、民法の出題が多かったです。

勉強方法については、集中して過去問問題集を繰り返し繰り返し、設問の選択肢ごとに解きました。

設問の誤りの選択肢についてはどの部分が誤りであるのか解説できるくらいに繰り返しました。

裁判所事務官一般職の受験のときには過去問問題集はそれぞれ最低4周は繰り返し勉強したと思います。

私の公務員試験の一次試験までの受験勉強時間や受験体験記については下記に記載しております。


試験直前に難易度や去年の合格者数などを見て、難しそうと思いました。

国家総合職よりは可能性はあるけれども、受かれば自信になっていいなという気持ちでした。

また、裁判所事務官一般職の試験では記述式や論文試験もあり、記述式や論文試験の対策をしていないため、どのような問題が出題されるのかを知ることができると思いました。

裁判所事務官一般職(大卒)の一次試験受験体験記

8:00頃に会場に着き、9:00からの試験に備えました。

トイレも行って、準備万端でした。

しかし、総合職とは違って、少し自分にも合格する可能性があると思ってしまい、それによって緊張してしまいました。

緊張から試験中にトイレに行きたくなってしまったらどうしようと思いました。

また、周りの空気が国家総合職よりもかなりピリピリしている印象を受けました。

それも緊張を助長させました。

国家総合職ではどこかみんなとりあえず、練習で受験してみようという方も多く、裁判所事務官一般職の試験に比べて楽観的な印象でした。

裁判所事務官一般職(大卒)試験ではみんなの本気度が高く感じました。

◆教養試験

9:10~12:10まで3時間もの間、裁判所事務官一般職の一次試験では教養試験がありました。

国家総合職試験の後に裁判所事務官一般職の試験でした。

国家総合職の教養科目の試験が難しすぎたので、裁判所事務官一般職の一次試験の教養科目は少し簡単に感じました。

国家総合職で分からない問題が多かった数的処理・判断推理では、わかる問題も多くとてもうれしかったです。

しかし、教養試験は3時間も試験時間があり、他の公務員試験の一次試験の時間よりも長いです。

時間が長いということと、緊張感から途中トイレに行きたくなりました。

途中どうしても行きたくなり、手を挙げてトイレに行かせてもらいました。

トイレではトイレの入り口で監視の方が立っていて視線を感じてしまい、早くしないとという焦りもあり結局できませんでした。

試験会場のトイレが広くなかったということもあり、監視の方が気になってしまいました。

結局、残り40分程度冷や汗が出ながら試験に臨みました。

裁判所事務官一般職(大卒)では試験よりもこちらのトイレの問題で相当苦しみました。

◆専門科目

裁判所事務官一般職の専門試験は13:25~14:55までありました。

専門試験では教養試験と異なり、1時間30分しかありませんでした。

そのため、トイレ問題を回避することができました。

裁判所事務官一般職の専門試験では刑法か経済理論を選択できました。

私は刑法を勉強していなかったため、迷わず経済理論を選びました。

総合職と違って、経済原論は勉強した過去問参考書の問題パターンとほとんど同じで解くことができました。

経済学はとても良くできました。

◆専門試験記述式[憲法]

裁判所事務官一般職では専門記述試験があります。

専門記述試験は15:30~16:30までありました。

専門記述試験の対策は全く行っておらず、どんな問題が出るのかもわからず、ドキドキしました。

問題用紙の冊子が渡されて、開いてみると、白紙部分が多くて、問題文1文あるだけでした。

これだけ?!と思ってしまいました。

しかし、解答用紙にはなんとかたくさん書かなければと思いました。

問題は検閲を除く表現の自由の制限について論ぜよという内容でした。

表現の自由の制限で真っ先に思いついた検閲が禁止となると…何があった?!と一瞬パニックになりました。

自信は全くなかったですが、とりあえず表現の自由付近の知識を絞り出して書きました。

ですが、割りとはずれた答えも多く記載してしまいました。

◆論文試験

論文試験は17:05~18:05まで試験がありました。

論文試験も専門記述試験と同じく、枚数の割には問題が一文しかなかったです。

文化に関することで、時事的なことでもなく書きやすかったです。

専門記述試験の場合は、必死にひねり出して書いていましたが、今回の場合は、書くことも多く時間との戦いとなりました。

専門記述試験と論文試験で時間との戦いであり、かなり手を動かさなければならなかったため、大変手が疲れました。

◆試験終わりの帰り

9:00~18:05まで9時間も試験会場にいました。

受付前の時間も合わせるともっといました。

試験時間の合計は6時間半でしたが、大変くたびれました。

国家総合職とは比べ物にならないほど疲れました。

帰りのバスでは受験者が一斉に帰るため、大変混雑していました。

試験での疲れに加えて、帰りのバスでもさらに疲れました。

友人は裁判所事務官ではなく、警察官の方を受験していたので、一人で寂しく帰りました。

◆受験日の夜

受験後の夜は一次試験の解答速報や、記述試験の情報などを集めていました。

記述試験ではみんな同じことを思っていたのだなと感じました。

大体の点数をつけたところ、教養試験が23点、専門試験が21点程度でした。

去年の合格者の点数と比較して、合格できるかボーダーギリギリだなと感じました。

裁判所事務官一般職の合格発表

ボーダーギリギリであったため、裁判所事務官一般職の合格発表では緊張しました。

裁判所事務官一般職の合格発表は6月1日にウェブサイトで合否の確認ができました。

結果を見ると自分の受験番号があって、とても嬉しかったです。

公務員試験で初めての合格であり、嬉しかったです。

そして、自分の勉強方法が間違っておらず、自信になりました。

私が公務員試験の勉強を通じて過去問参考書選びは勉強効率に直結しとても重要だと思いました。

公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。

まだ一次試験までに時間があり、点数に伸び悩みがある方は参考にしてみてください。



また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。



裁判所事務官一般職の面接試験対策

裁判所事務官一般職の一次試験を合格したため面接試験対策をする必要がありました。

そもそも裁判所事務官一般職の仕事内容についてあまり知りませんでした。

そのときに本屋にて「裁判所事務官一般職の仕事がわかる本」が販売されており、裁判所事務官一般職のキャリアアップや仕事内容や体験記などがありとても参考になりました。

この本については下記の記事にどんな本か記載しております。



私が裁判所事務官一般職、財務専門官、国家一般職、地方上級(市役所大卒)試験を受験したときの面接試験の志望動機や面接カードの準備で下記の参考書が良かったです。


気になる資格が見つかる資格系サイト「資格Hacks」では資格合格者の体験談、勉強方法、モチベーションなど参考になる記事を掲載しております。

行き詰ったときの何かヒントを見つけられるかも!



私は結果的に公務員試験に落ちて不合格になりました。

そのときに、あらかじめ落ちたときにどう行動するかについて、考えておいて非常に良かったと感じてます。

民間にするか、もう一度来年受験するかを前もって決めておくことがおすすめです。

その時にこちらの記事を参考いただけますと幸いです。



最短合格のススメ

公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。



また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。

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