財務専門官の1次試験受験後から2次試験の面接試験までの流れを書いています。
財務専門官試験では、面接試験の前に合格者の説明会や、面接試験後にも採用面接とは別に職場訪問などがあります。
他の国家一般職や地方上級などの面接試験や説明会も並行して忙しくなるかもしれません。そのため、しっかり流れを熟知しておくのが良いと思います。
下記記載している内容は私の2017年度受験体験を元に記載しております。受験地区や年度によって差異があるかもしれませんのでご容赦ください。
1次試験受験後から最終合格までの流れ
2次試験の面接時に住民票記載事項証明書の提出が必要です。住民票記載事項証明書は1次試験受験のときに頂ける受験心得の用紙にあります。
受験心得は1次試験が終わってすぐに捨てないように忘れないところに保管しておきましょう。
①1次試験受験後から解答発表
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②1次試験合格者発表
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③合格通知書が届く
⇩*住民票記載事項証明書の証明,卒業証明書又は卒業見込証明書
④合格者説明会
⇩*面接カード、志望カード準備
⑤2次試験人物試験受験
⇩
⑥職場訪問の電話予約
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⑦職場訪問
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⑨最終合格発表
①1次試験受験後から解答発表
2017年度の場合、1次試験受験後の次の日に公式の解答が公開されました。
自己採点をして、例年のボーダーと比較して合格可能性を見ておき、合格の可能性がある場合には早めから2次試験の対策を始めるのが良いと思います。
②1次試験合格者発表
2017年度では、1次試験の合格発表は7月4日9:00から発表でした。
*住民票記載事項証明書の証明
合格発表で合格していた場合、早めに住民票記載事項証明書の証明を市役所で手続きしてもらいましょう。
記憶が曖昧ですが、名前と住所などの記入と印鑑を押した証明書に判を押してもらったと思います。
書き方などの修正があるかもしれませんので、印鑑も持っていくと手間が少なくすみます。ちなみに私はたくさん誤記入があり修正して頂きました。
*卒業証明書又は卒業見込証明書の発行について
該当の方は卒業証明書が必要になります。
おそらく大学生の方は卒業見込証明書が必要になります。私は受験年度で24歳でしたが、卒業証明書は必要ありませんでした。
24歳以上の方はおそらく必要ありません。一応ご確認ください。
③合格通知書が届く
合格発表の日にすぐに速達で合格通知書が届きました。
記憶があいまいですが、合格通知書に業務説明会の案内が同封されていたと思います。
私が受験したときは合格者説明会は事前予約が必要でした。
希望の財務局にて、同封の業務説明会の案内の連絡先に希望日時を連絡する必要があります。
この予約は職場訪問と異なり、何時から電話できるという指定がなかったと思うので、合格通知書を受け取ったらすぐに連絡しておくのが良いと思います。
業務説明会は合格発表の日から2,3日後と近かったため、郵便はチェックしておきましょう。
財務専門官の業務説明会は採用面接で有利になる囲い込みなどがあるかどうかはわかりません。
しかし、面接の志望動機で書くための情報収集や、実際の職場の雰囲気を知るのに良い機会なので参加した方が良いと思います。
予約を忘れないように気を付けましょう。
④合格者説明会
上記でも記載おります、合格発表から数日して合格者対象の業務説明会があります。
業務説明会ではスーツの着用していくのが無難です。説明会に参加させて頂いたとき、周りの方々も皆スーツでした。
採用に関わるかどうかわかりませんが、念のため身だしなみに気を付けておくのが良いと思います。
面接試験や他の試験の説明会でもスーツは着用すると思いますので、自分に合ったオーダースーツを1着持っておくのがおすすめです。
私の場合、予備校の方におすすめ頂き購入しました。オーダースーツについては下記に記載しております。
▶面接試験はオーダースーツや自分に合ったスーツの購入がおすすめ
また、実際に業務説明会に参加させて頂いたときの体験談ついてはこちらに書いています。
*面接カード、志望カード
第2次試験日に財務専門官の面接カードおよび志望カードを持参する必要がありました。
提出は2次試験のときなので、裁判所事務官のように面接前の事前の提出は必要ありませんでした。
そのため、2次試験までに面接カード、志望カードをしっかり準備しておきましょう。
面接カードや志望動機、面接試験の対策におすすめの本は下記に記載しております。
面接カードは人事院ホームページの国家公務員採用試験インターネット申込みページから、国家専門職の面接カードをA4サイズでコピーして、ボールペンで記入しました。
1回で清書が上手くいかないこともありますので、余分に何枚か印刷しておくのが良いと思います。
完成したものは、コピーを2部とり、原本と併せて3部を提出しなければなりませんでした。自分が持っておくように、余分にコピーをしておくと良いと思います。
志望カードについては合格通知書と一緒に同封されていました。
こちらもボールペンで記入しましょう。コピーの提出は書かれていませんが、
念のためのコピーという意味と、自分用に持っておくためにコピーをしておくのが良いと思います。
面接カードと志望カードで志望動機など重複しているところがあります。
私は作成のときに別々のことを書く必要があるのかと迷いましたが、予備校の方やハローワークの方に相談したところ同じ内容でいいだろうということで、同じ内容を書きました。
面接カードと志望カードの作成についての志望動機の準備の体験談などはこちらから見ることができます。
▶財務専門官2次試験面接カードの志望動機や面接対策の体験談!
⑤2次試験人物試験受験
志望カード、面接カード、卒業証明書又は卒業見込証明書、住民票記載事項証明書、合格通知書、筆記用具の忘れ物がないかを確認して、試験会場に行きましょう。
SPIに近い人物評価チェックテストのようなものがありましたので、筆記用具は忘れないようにしましょう。
また、早い時間で記入が必要なため、念のため時計も持っておくといいと思います。
実際の面接の流れや質問の体験談についてはこちらをご覧ください。
⑥職場訪問の電話予約
希望財務局において、職場訪問をする必要があります。
職場訪問は事前に希望財務局に予約をする必要がありました。予約受付開始日時については合格通知書に記載されていました。
開始直後に電話しましたが、混み合って中々つながりませんでした。また、電話できたときには、初日の予約はもうできませんでした。
開始前から直後に電話ができるように準備しておくのが良いと思います。開始時間から遅れると、訪問日時が開始から遅れます。
2017年度の場合、職場訪問の電話予約の受付開始は7月14日(金)9:00~でした。
⑦職場訪問
職場訪問では財務局の方とお話させて頂き、質問などをする機会を頂けます。
ほんとのところはわかりませんが、職場訪問は合格者を対象とした業務説明会よりも、その財務局が採用したいかどうかの評価も兼ねているのではないかと思いました。
憶測ですが、最終合格発表後の採用試験での参考程度に見ているのではないかと思います。
そのため準備をしておいた方が良いと思います。
2017年度の場合7月24日(月)~8月22日(火)まででした。
⑨最終合格発表
最終合格発表は2017年度の場合、8月23日でした。2次試験から合格発表まで時間がありました。
最終合格後からは採用試験がありますが、国家一般職の官庁訪問とは違い、採用面接日時の電話が財務局からかかってきました。
少し記憶が曖昧ですが、私のように2次試験の面接が不合格であっても最終合格発表前に、合格した場合の採用面接日時の電話がかかってきたと思います。
2次試験申込者数および最終合格者と倍率
[平成29年度]
1次試験合格者数956→最終合格者527:倍率1.81
1次試験を合格していれば2人に1人合格できる倍率になっていました。
また、記述式試験での足切りの人も少しいると思いますので、1次試験を合格しており、記述式試験でも足切りがなければ最終合格の可能性が少し高まります。
財務専門官試験の受験体験
一次試験合格後に、二次試験に向けて面接カードを作成した時の話や面接対策をどのように行ったかについてはこちらに書いてます。
▶財務専門官2次試験面接カードの志望動機や面接対策の体験談!
また、二次試験の面接や論文試験では不合格になりましたが、そのときの体験談についてこちらに書いてます。
私は公務員試験に落ちて不合格になりました。
そのときに、あらかじめ落ちたときにどう行動するかについて、考えておいて非常に良かったと感じてます。
民間にするか、もう一度来年受験するかを前もって決めておくことがおすすめです。
その時にこちらの記事を参考いただけますと幸いです。