公務員試験大卒の財政学の科目について解説しています。
各公務員大卒試験の財政学の出題数と出題数を考慮した重要度を記載してます。
また、私が思う財政学が難しいかどうかについて解説しています。
財政学について
財政学は国家総合職試験、国家一般職試験、国家専門職試験、地方上級市役所試験など多くの公務員試験で出題されます。
一部地方上級市役所試験では教養試験のみの場合や、専門科目の中で試験科目に含まれない場合があります。
公務員試験の財政学では財政制度、財政事情、財政理論、財政史などを勉強していきます。
財政学では、予算やGDPなどといった国の財政を扱った問題が出題されます。
財政学の出題は前年の財政事情について出題されます。
スー過去では前年度以前の過去問を扱っています。
前年度以前と出題のされ方の傾向はあまり変わりませんが、数値は変わります。
そのため、数値には気をつけ解説部分を注意深く読み前年度の数値を学習する必要があります。
財政学の参考書は受験年度を対象とした最新版を購入することが推奨です。
一つ年度の古い参考書を用いると、一つ年度の古い予算などの数値を覚えることになり、今年度の値がわからず問題の正答がわからないということになります。
*財政学の過去問参考書(スー過去など)のご購入時には受験年度の対応を確認をおすすめします。
出題数
各試験における財政学の出題数は以下です。
財政学は地方上級(市役所)と国家一般職を受験する方にとっては出題数が少なくない科目となっています。
- 国家一般職 5問/40問
- 裁判所事務官一般職 0問/40問
- 財務専門官・国税専門官 6問/40問
- 労働基準監督官 1問/40問
- 地方上級(市役所) 4問程度/40-50問程度
重要度
財政学の重要度は、★★★★☆だと感じます。
多くの方は地方上級市役所のいくつかと国家一般職を受験すると思います。
その場合、専門科目で財政学が共通して出題されることになる場合がほとんどだと思います。
また、財政学では、専門科目の中でも主要科目の次に出題が多い科目であるため、主要科目の次に勉強するべき科目だと思います。
例外的に、地方上級で財政学が必要ではなく、国家一般職を受験しないなどの場合には必要ないかもしれません。
財政学は難易度も高くないので、捨て科目にせず勉強するのをおすすめします。
財政学は難しい?
財政学の難しさの所感は★★★☆☆です。
財政学は始めとても難しそうに見えますが、繰り返し解いていき、数値などを覚えると解けるようになっていきます。
試験でも難しい問題は少ない印象でした。
頻出部分をしっかり覚えていればある程度の点数を取ることができます。
細かいところまで覚えようとすると大変かもしれません。
また、速攻の時事と経済原論と被っているところが多いです。
そのため、時事と経済学を先に勉強することで学習の負担は大きく減少します。
財政学は一見難しそうに思えますが勉強の順番を工夫すると、それほどまでに難しい科目ではないです。
最短合格のススメ
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格するためには、過去問参考書選びと勉強方法などを考える必要があります。
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