私は公務員になりたいと思い、公務員試験対策の勉強を10カ月程度したのち、公務員試験を受験しました。公務員試験の一次試験では4勝1敗という結果でした。
しかし、二次試験の面接では一つ、また一つと不合格が出てきました。
どこか一つでも二次試験合格してくれ!!と願いましたが、結局合格することはできませんでした。
全落ちまでの不安や落ちたときの体験談などについてこの記事では記載しております。
公務員試験全落ちまでの経緯

私は公務員試験勉強を受験前年の9月ごろから受験年度の6月終わりまで(約10カ月)一次試験の対策の勉強をしました。
その後公務員試験の中で、国家総合職試験、裁判所事務官一般職試験、財務専門官試験、国家一般職試験、地方上級(市役所大卒)試験を受験しました。
一次試験の結果としては、国家総合職試験には不合格でしたが、裁判所事務官一般職、財務専門官試験、国家一般職試験、地方上級(市役所大卒)試験には合格しました。
その後、それぞれの二次試験の受験や、合格者説明会に参加させて頂きました。
そして、二次試験の合格発表が地方上級→裁判所事務官一般職→財務専門官および国家一般職試験の順番でありました。
私の一次試験の筆記試験の結果や面接試験の感触から、合格できそうな可能性の順番で、国家一般職>地方上級(市役所大卒)>裁判所事務官一般職>財務専門官の順番でした。
財務専門官試験は一次試験の結果が他の試験よりもボーダーよりも余裕がありましたが、二次試験の筆記試験で失敗してしまし足切りの可能性も高くありました。
そのため、財務専門官試験は面接試験や説明会などの準備はしたものの、合格はできないと思っていました。
そして、合格発表が地方上級(市役所大卒)から順番にありました。
地方上級・・・不合格
裁判所事務官一般職・・・不合格
財務専門官試験・・・不合格
国家一般職試験・・・不合格
一つまた一つと不合格となり、とてもショックでした。

辛かった・・・
下記、そのときの心情を記載しております。
公務員試験全落ちまでの心情。不安と恐怖

二次試験の一番最初の結果が地方上級(市役所大卒)試験でした。
地方上級(市役所大卒)試験の二次試験で不合格だったときはとてもショックでした。
自分の感触として他の試験よりも手応えがあったので、自信を失いました。
もしかしたら、他の試験も面接でダメなのでは・・・ととても不安になってきました。
次に裁判所事務官一般職試験の二次試験結果がありました。
あまり自信はなかったですが、合格発表の番号を見るときはかなり緊張しました。
しかし、自分の番号はなかったです。
ほとんど最後の希望は国家一般職のみになってしまいました。
ここまでの結果から、なんとなく自分の面接試験は全然ダメな評価だったのではないかと自信をなくしてしまいました。
一つ、一つと不合格になるときは辛かったです。
私の中では国家一般職試験が本命で最後の希望でした。
国家一般職試験と同じ日に財務専門官試験の結果がありましたが、財務専門官試験は諦めていたため、ほとんど国家一般職のみの結果待ちだと思っていました。
裁判所事務官一般職の結果後から国家一般職の二次試験結果発表までは2週間ちょっと期間が空いていました。
この期間は不合格であったときにどうしようという不安と恐怖がとてもありました。
ここまで公務員試験の一次試験の勉強期間にあててきて、ダメだったら・・・
今までの10カ月はなんだったのか・・・
来年受験したとして受かる保証もない・・・
特に面接でダメではもう公務員は無理かもしれない・・・
このまま就職経験なし、無職の24歳はやばい・・・
という悩みでいっぱいでした。
1週間は来年のために公務員試験の勉強をするべきなのか、どうすべきかわからず、とりあえず官庁訪問の対策を少しした程度でした。
大体は国家一般職の二次試験や説明会のときにある程度対策を考えていたため、実際にはほとんど何もできませんでした。
結果まで1週間前くらいから、吹っ切れて公務員試験で全落ちだったら民間企業に就職することを選択しました。
民間企業に就職することにした理由について詳しくは下記ページに記載しております。
▶公務員試験に落ちた私が来年の受験を諦めて民間に就職した理由
それまでは自分は大学院を中退していて、民間企業に就職できないと思っていたこともありましたが、既卒でも就職できるということを知りました。
また、自分でも公務員に負けない待遇の民間企業に就職できる可能性はあるということをハローワークの方とお話していく中で知りました。
公務員試験の面接試験で全落ちだったら、民間企業の面接試験で合格できるのか??
という不安も多かったですが、とりあえず無職はまずいという焦りから就職活動をしようと思いました。
また、民間企業の就活でダメだったらまた来年の公務員試験を受験しようと思いました。
幸い一次試験に合格できたため、一次試験については自信を少し持てました。
国家一般職に合格できるのが一番ですが、ダメだったときのために民間企業のホワイト企業そうなところで、自分が働きたい興味のある企業をチェックしました。
不合格だったときにすぐに行動できるようにしました。
そして、国家一般職と財務専門官の合格発表の日が来ました。
結果、財務専門官試験はダメでした。ダメだろうと分かっていても期待してしまう自分がいました。
財務専門官の不合格結果はそれほどショックではありませんでした。
問題は国家一般職の合格発表でした。
自分の番号を探すときは、時が止まっているような感覚で心臓バクバクでした。
そして、自分の番号はそこにはありませんでした。
その瞬間は頭が真っ白になりました。
しかし、無職はまずいという焦りと不安から、すぐにピックアップしていた民間企業への面接の応募をして行動に移しました。
民間企業の就職は思った以上にスムーズに合格をいくつかいただきました。
私の中では公務員試験は無駄ではなく、民間企業に合格するための面接練習など必要な過程だったと思うことにしています。
また、公務員試験での勉強は法律や経済は日常生活でも触れるものであり、その基本を知っていることは役に立つことがあります。
公務員試験では効率的な勉強の仕方を学べました。
現在、私は色々な資格試験を受験していますが、少ない勉強時間で合格することができています。
それは公務員試験の受験で培われたものであり、また、公務員試験の一次試験に合格できたことが自信にもなっていると思います。
私は落ちた場合に民間企業に方向転換することを検討するのもありだと思っています。
また、落ちたときも想定して来年再来年はどうするのか準備しておくことで不安を少しは解消できると思います。
公務員試験で全落ちして今後民間企業に就職するか来年受験するか、来年受験するときはどう過ごすべきかを検討している方はこちらの記事を参考いただければ幸いです。
▶公務員試験に全部落ちたら来年受験するか民間企業に就職すべきかについて
まだ一次試験を受験する前の方はしっかり一次試験対策をしておくと自信になりますし、最終合格の確立も広げることができます。
一次試験が不安だという方は効率的に勉強できているかを模試や過去問で確認しながら、勉強時間を確保することが大切です。
教養科目や専門科目で伸び悩みがある場合は下記おすすめの参考書をまとめていますので参考頂けると幸いです。
公務員試験に合格が人生のゴールではありません。
公務員試験に合格した後、あるいは今後のことを考え、資産形成やその他自己研鑽がおすすめです。
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