・公務員試験で時事が重要って聞くけど出題数載っていないけど…??
・時事ってどうやって勉強したら良いの??
・新聞とかテレビで情報収集できる気がしない…
このように公務員試験の時事について理解できていない受験生も多いのではないでしょうか?
私も時事は重要だということを知っていましたが、どのように出題されるか理解できていませんでした。
実際、公務員試験で時事は重要でした。
このページでは以下の内容で時事を解説しています。
■公務員試験の時事の概要(出題数、難易度、重要度など)
■なぜ時事は重要なのか?
■時事の勉強体験談(勉強時間など)
■時事のおすすめ勉強方法と参考書
時事について
時事といえば、一般常識の新聞などの日々のニュースと思われる方が多いと思います。
就職活動などでも、面接対策で時事を調べておくことがあります。
しかし、公務員試験の時事では、就職活動のときの時事とは少し異なる部分もあります。
時事では白書、統計、施策、政治経済の動向を中心に出題されます。
大きな事件や事故などより、政治や経済絡みの出題がされます。
したがって、就職活動などで有効な新聞を読むより公務員試験用の時事本を購入するのが効率的ではないかと思います。
もちろん新聞を読んでいた方が知っている部分も増え、出題されるところを広くカバーできるので、新聞を読むことはとても良いことだと思います。
頻出分野や過去問からの予測をまとめている公務員試験の時事対策本があります。
そのため、時事について普段から新聞を読まないといけないなどと不安にならなくても大丈夫です。
公務員試験の時事の出題数について本を見ても出題数が記載されていないことがあります。
しかし、公務員試験の中で時事は他の科目との関連性などがあるため、重要度が高く隠れ主要科目ではないかと思います。
試験内容や試験科目の理解は勉強効率化の上で重要です。
ですが、ネットなどを見ても理解が難しいです。
公務員試験の概要理解には「クレアール」の無料資料請求でもらえる「公務員試験入門ハンドブック」がおすすめです。
公務員試験の受験できる種類、各科目の出題数や勉強の仕方、合格者の体験談などについて非常にわかりやすくまとめてあります。
時事の出題数
各試験における出題数は以下のようになっています。
試験 | 出題数 |
国家一般職 | 3問/40問 |
裁判所事務官 | 1問程度/40問 |
財務専門官 | 3問/40問 |
国税専門官 | 3問/40問 |
労働基準監督官 | 3問/40問 |
地方上級(市役所大卒) | 1問以上/45問程度 |
実際の試験では、社会科学などの他の科目において時事の内容が含まれて出題されることもあるため、上の出題数よりも実際には多いです。
時事の難易度
私が思う時事の難易度は以下です。
★★☆☆☆
時事は暗記科目のため、難易度は難しいということはないと思います。
また、速攻の時事などの時事の本は薄いですが、細かい数字などを覚えておく必要があります。
そのため、見た目以上に覚える量や深みは多いです。
時事の重要度
私が思う時事の重要度以下です。
★★★★★
一見時事の出題数は少ないようにも見えますが、時事は様々な科目で絡んできます。
教養科目においては、社会科学で時事が出題されることが多いです。
専門科目では、財政学、経済事情などなどで出題されることが多いです。
具体的な出題数は試験によっても異なってきますが、他の科目で時事の内容が出題されることを考えると、出題数は多くとても重要な科目となります。
そのため、隠れ主要科目だと思います。
教養科目試験では数的処理・判断推理、文章理解、時事で6割以上の配点があり、この3つの科目を重点的に勉強することが合格の近道なのではないかと思います。
受験生の方の中には時事よりもよく主要科目と言われる数的処理・判断推理や憲法民法などの科目を中心として時事をおざなりにしてしまう方もいると思います。
また、時事の参考書や過去問は薄い本が多いため、何周かすると十分勉強したと思ってしまうのではないかと思います。
しかし、時事の内容の細かな数字や内容も重要だと思います。
そのため、やり込む必要があり、時事の勉強時間は確保するべきだと思います。
私も時事は重要だというのは知ってはいましたが、試験を受験して初めて時事の重要性について理解しました。
時事の体験談
公務員試験の勉強方法を調べていたときに、時事は重要であるというのは知っていました。
ですが、出題数などを調べているときにあまり時事の出題数が書かれていませんでした。
時事で評判の良い参考書の速攻の時事は薄いためそこまで時間をかけずに勉強できそうだと思っていました。
重要な科目であるということだったため、速攻の時事の受験年度の最新版がでるまでは前年度の速攻の時事を購入していました。
ですが、時事ということもあり、最新版で勉強した方がより無駄が少なくて良いのではないかと思いました。
しかし、他の数的処理と判断推理、専門科目を重点的に勉強しており、勉強時間が少なくそれらの科目を十分に勉強できておらず、速攻の時事に手を付けるのが遅くなりました。
結局、勉強を始めたのは年を明けて(受験する年)から2月ごろからになりました。
最新版が出るまで少しずつ前年度の速攻の時事で勉強する予定でしたが、結局ほとんど前年度の速攻の時事は使用せず、最新版が出てから勉強を始めました。
最新版は受験する年度の2月下旬から3月頃に販売されていました。
国家総合職試験が4月30日であったため、それほど時間に余裕はありませんでした。
試験を終えてから気づいたことですが、速攻の時事の受験年度と前年度は引き続きの政策などもあるため、重複部分も多くありました。
また、前年度を覚えておいて損はないことがわかりました。
また、試験を受けて改めて時事の重要性に気付きました。
教養科目では社会科学、専門科目では財政学や経済事情などで絡みがあり、時事の出題以外にもそれらの科目の選択肢の一部に含まれているなど、時事の内容は思っているよりも出題されていました。
試験を終えてから時事をもっと勉強するべきだったなと感じています。
速攻の時事トレーニングも1周しかできませんでした。時事の勉強時間は多くはなく、十分覚えていないところもありました。
また、速攻の時事の最新版がでるまで勉強をしなかったのが反省点だなと思います。前年度の速攻の時事で早くから少しずつ勉強しておくべきでした。
時事の体験談
私が公務員試験のときに勉強した時事の勉強時間や勉強方法について記載しています。
勉強時間
速攻の時事の勉強時間:23時間程度
速攻の時事トレーニングの授業時間:11時間程度
合計勉強時間:34時間程度
勉強方法
①速攻の時事2周
②速攻の時事トレーニング1周
③速攻の時事1周
①速攻の時事2周
速攻の時事を2周行いました。
じっくり理解しながら、読んでいました。
1周目で、知らないことだらけだったこともあり、これはどういうことかなど考えすぎながら勉強していました。
そのため、意外と時間がかかりました。
速攻の時事は薄いですが、字が多く内容が濃いため思ったより時間がかかることを知りました。
②速攻の時事トレーニング1周
速攻の時事を2周してもまだ覚えていないところは多かったですが、トレーニングの方で、どんな形式で問題がでるのか、自分がどの程度理解できているかの確認でトレーニング本を勉強しました。
また、どのように出題されるのかについて学ぶことができました。
速攻の時事を2周読んでもまだまだ勉強が足りないことがわかりました。
1周目ということもあり、こちらもとても時間がかかってしまいました。
③速攻の時事1周
インプットが十分ではなかったので、速攻の時事をもう1周勉強しました。
さらにもう一周と速攻の時事実践トレーニングをもう一周したかったのですが、勉強時間が足りなかったためできませんでした。
おすすめの過去問参考書と勉強方法
時事を勉強するときに、私が勉強していて良かった点やこうすれば良かったと感じるところから、おすすめの勉強の順番や参考書の使い方について紹介しております。
おすすめ過去問参考書
時事でのおすすめの参考書および過去問問題集は速攻の時事と速攻の時事実践トレーニングです。
速攻の時事は公務員試験の時事の参考書としてメジャーで試験前にはこの本で直前復習されている方も多く見ました。
それと合わせて速攻の時事実践トレーニングで演習するのが良いと思います。
こちらは同じ出版社で過去の傾向などから予想問題があり、実際の試験に近い演習ができ、演習しながら覚えることができるので良いと思います。
これらの参考書は受験直前の2,3月頃にその年の速攻の時事が販売されます。
国家総合職などは4月終わりに始まり、地方上級(市役所)や国家一般職は6月ですので、販売されてから勉強するとあまり時間がありません。
そのため、短期での受験ではない場合は前年度の速攻の時事および速攻の時事実践トレーニングで勉強するのがおすすめです。
前年度であっても本年度と同じ内容のが本年度でも記載されている部分も多いです。
本年度に前年度の内容が記載されていないこともあると思いますが、前年度の時事を知っておいて損はないと思いますので、早めから勉強するには前年度を購入して勉強するのがおすすめです。
おすすめの勉強方法
①速攻の時事2周
②速攻の時事実践トレーニング1周
③速攻の時事1周
④速攻の時事実践トレーニング1周
繰り返し交互に勉強していく
①速攻の時事2周
速攻の時事での勉強は早めから少しずつ始めておくのがおすすめです。
主要科目を1~3周した頃くらいから始めても早すぎるということはないと思います。
上記でも記載しておりますが、受験年度の速攻の時事がまだ販売されていない場合は前年度ので勉強するのがおすすめです。
まずは速攻の時事を理解しながら読み進めていきます。
薄い本ですが、文字数も多いため、しっかり読んでみると意外と時間がかかります。
1回目は細かい数字はざっと見たら良いと思いますが、2周目以降は細かい数字や内容も覚えるつもりで読むのが良いと思います。
時事では他の科目と異なり、様々な科目において出題されます。
また、試験で速攻の時事で少し触れたけど、深い内容までは載ってなかったなどの場合、分かる範囲で連想してこれが正解なのではないかと頭を働かせるときがありました。
そのときに、細かい部分までインプット(暗記)をしておくと広く網羅でき、そういった時事の内容と想像力で正解できることもありました。
そのため、速攻の時事の細かい内容も大事だと思います。
②速攻の時事実践トレーニング1周
速攻の時事での重要ポイントを学べます。
また、予想問題もあるので、選択肢のどのように出題されるのかを勉強していきましょう。
速攻の時事を始めに2周した理由はいきなり問題を見るよりも、速攻の時事を少し覚えてから見ていたほうが、効率よく進めることができるかなと思いました。
③速攻の時事1周
実践トレーニングの問題などを見て、足りない部分はしっかり理解して覚えていきましょう。
場合によっては2周してもいいと思います。
④速攻の時事実践トレーニング1周
速攻の時事で覚えたのを確認していきましょう。
④以降は交互に勉強して記憶に定着させるのがおすすめです。
繰り返しになりますが、時事は重要な科目であり、また細かい部分も覚えておくと試験で役に立つと思いますので、しっかり勉強しておくのがおすすめです。
最短合格のススメ
公務員試験大卒の一次試験を効率よく最短合格の勉強方法はこちらにまとめております。
また、おすすめ過去問題集や参考書はこちらにまとめております。